服の種類が変わっても学び直す――ABBが衣料品物流向けフィジカルAIを発表
くまごろう
2026/10/16
2026/10/16
シャツと上着では、形も包み方も違います。日々扱う商品が変わる衣料品の物流は、ロボットにとって難しい現場です。ABB Roboticsは2026年10月15日、衣料品を扱う「Fashion Inductor」に「AI Robot Trainer」を組み込んだ、画像認識を使うフィジカルAIの仕組みを発表しました。
衣料品向けに学習済みの画像認識AIと、用途に合わせた道具、短時間で学び直す機能を組み合わせます。現場のロボットの働きを見守り、異常を見つけ、新しい学習データを作って、改善したAIを実機へ戻す流れが特徴です。商品や作業条件の変化に合わせて、運用中も調整を続けます。
さらに、実際の制御ソフトを再現する「デジタルツイン」も導入。仮想空間で設計や動作の確認を行うRobotStudioとつなぎ、現場に据え付ける前の検証を助けます。他社製のつかみ具などを組み合わせる柔軟性も持たせています。
ABBは設計・立ち上げ作業の手間を最大75%減らせると説明しています。これは同社の発表値で、すべての現場で同じ削減を保証するものではありません。同じ考え方を2027年1~3月にかけて他の画像認識用途へ広げる予定で、導入後の学び直しまで含めたロボット活用に注目です。

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