工場の「段取り」とロボットをAIでつなぐ――ABEJAとヤマザキマザックが共同開発を開始

くまごろう
2026/10/17
2026/10/17

急な注文や部材不足が起きたとき、工場は何から作るべきか。そんな判断と、実際に動く機械の両方をAIで支えようという発表です。ABEJAは2026年10月16日、ヤマザキマザックと、製造現場へのフィジカルAI実装に向けた共同開発を始めると発表しました。


柱の一つは、部品に合う加工方法、順番、切削条件を提案するAIエージェント。もう一つは、生産計画、設備の動き、在庫などを踏まえてスケジュールを提案するAIです。熟練者の頭の中にある「段取りのコツ」を、現場で共有しやすくすることを目指します。


加えて、ロボットや搬送装置が自律的に動くための学習環境も構築します。作業データの収集からAIの学習・評価、実機での検証までをつなぐ計画です。ABEJA Platformを使い、人が関わりながら改善する「Human in the Loop」を前提に進めます。


開発したAIは、導入後も現場のデータやノウハウで改善し、将来的にマザック製の工作機械や自動化システムへ組み込む構想です。現在は共同開発の段階で、現場ごとの検証や将来の実装を進める計画です。判断の支援と機械の行動をどう結び付けるかが、今後の見どころです。


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